こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

2008-01-01から1年間の記事一覧

モーツァルト音楽の癒し効果の秘密

モーツァルト音楽と癒しという点については、様々な研究がなされていますが、 モーツァルト音楽の秘密は一体どこにあるのでしょうか? これに関して大変興味深い報告があります。私たちの体の中にあるたんぱく質の配列を、楽器に置き換えて出した音は、 モー…

生涯最後の演奏会

あなたもきっとお読みになったことがおありでしょう。 宮沢賢治氏の書いた『セロ弾きのゴーシュ』(https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/470_15407.html)です。音楽療法という呼称が採用されたのは1950年ですが、 宮沢賢治氏はそれよりずっと以…

音楽の持つ偉大な力

音楽療法の基本的な理論に「同質の原理」というものがあります。 これは、例えば、 うつ状態にいる人が、 自分の心の状態と同じ 陰々滅々とした音楽を 聴きながら、 ぼろぼろ泣き、 もがき苦しんだ後、 ふっと少し元気になってくるのは、 その音楽が 情緒面…

耳の機能と心の健康

モーツァルト音楽の効果は、様々な点で注目されています。 彼の音楽のキーワードは高周波音です。 周波数の高い音は私達の脳を刺激し、活性化します。 そのことによって集中力や記憶力が高まるというわけです。 ですから、明るい声で、はきはきと話す人が元…

心を開いた1曲

音楽療法士、Tさんの著書のエピソードです。 老人性うつ病で入院しておられたAさんには、 四人の息子さんと一人の娘さんがおられました。 三人の息子さんをいずれも戦争で亡くし、末の息子さんは、わずか十八歳の時、 特攻隊で飛び立ったまま、骨さえ帰って…

死というものに対する見方

故日野原重明先生は、日本音楽療法学会会長をされていました。 先生のこれまでの業績の中で、特筆すべきことの一つに、 死というものに対する見方を変えさせたことにあります。 先生のおられる病院で、ある時、一人のおじいちゃんが危篤状態になりました。 …

音楽の優れた効果

現在、音楽療法士の草分け的存在として活躍されておられるTさんは、その著書の中で、ご自分が癌の手術を受けられた時のことを書いておられます。 その当時はまだ、痛みにきく音楽について資料がなかったため、癌の痛みに効果を発揮する音楽を、なんと自分の…

お母さんの声のトーン

お母さんが子どもさんに対し、ヒステリック状態で叱っている時の声のトーンは何の音だと思いますか? 答えは、高い方の「ミ」の音だそうです。 そして、この「ミ」の声は、子どもに聞く耳を持たせないどころか、拒絶反応を呼び起こさせ、かつまたお父さんを…

音楽の持つ力

皆さんに質問です。 もし皆さんが、真っ暗闇で、 しかも、無音状態という すべての感覚を遮断した 穴蔵のような中に 長時間入っているとしたら、 一体どうなると思いますか? 人はこのような中に長時間置かれますと、 次第に妄想的になっていき、 自分という…

自然と音楽の癒し

皆さんはどんな時に 安らぎを感じるでしょうか? 小川のせせらぎ、 寄せては返す波の音、 木立を抜けるそよ風、 木漏れ日など、 自然を通してやすらぎを感じる と答える方も多いのではないでしょうか? なぜこのような刺激が 人間にとって快適なのでしょうか…

音楽の癒し効果

皆さんは落ち込んでおられる時、元気がない時、どういう音楽をお聴きになりますか? 暗く悲しい曲をお聴きになるでしょうか?それとも、その気持ちを吹き飛ばすが如くに、ノリのいい、元気な明るい曲をお聴きになりますか? 実は、これは、音楽を治療の為に…