こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

耳の機能と心の健康


モーツァルト音楽の効果は、様々な点で注目されています。
彼の音楽のキーワードは高周波音です。


周波数の高い音は私達の脳を刺激し、活性化します。
そのことによって集中力や記憶力が高まるというわけです。
ですから、明るい声で、はきはきと話す人が元気なのも、
発声とともに、自分の耳でその時受けとる高周波に
その元気の源があるのではないかとも言えます。


赤ちゃんはそのお母さんの胎内にいる時は、
あらゆる周波数の音に対してオープンな状態になっているのに対し、
自閉症の子供さんは「耳」閉症なのだと表現される方もおられます。


それによりますと、その子供さんは、おそらく自分自身を守るために
どこかで自分の耳を外部から遮断してしまったのではないか。
どこかで彼は、胎内にいた頃か、赤ん坊の頃かに、
耳を覆いたくなるような辛さを体験したのではないか。
彼は自らの耳を閉じることで、自分という心の殻に閉じこもることを
選択したということなのです。



ルフレッド・トマティスという学者が考案した、
マティスセラピーというのがあります。


これは特殊なヘッドフォンでモーツァルト音楽のような高周波音を聴かせ、
徐々に低音域をカットしていくものです。
これによって、幼児期からさらに、胎内にいた頃の状態の耳になるそうです。


耳の機能が活性化することによって、心と体が健康になっていき、
その人の社会性も改善されてくるというわけです。



まだまだ未知の音楽の癒し効果。
でも、創世記1章31節に
「それは、はなはだ良かった」とありますように、
私たちたち人間が造られた時の
本来の姿を取り戻すことなのかもしれません。