こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

音楽の持つ力


皆さんに質問です。




もし皆さんが、真っ暗闇で、



しかも、無音状態という



すべての感覚を遮断した



穴蔵のような中に



長時間入っているとしたら、



一体どうなると思いますか?





人はこのような中に長時間置かれますと、



次第に妄想的になっていき、



自分という人間の輪郭が



あいまいになっていきます。






さらには、自分が自分であるという



枠組みが崩壊してしまうのです。







このように、刺激とは、



人間の自我を維持するために



大変重要なものなのです。






その刺激の要素の一つに、音があるということです。







自閉症のお子さんの中に、



時折、奇声を発する



お子さんがいらっしゃいますが、



このようなお子さんは、



外部からの刺激、



特に音というものに対して



非常に敏感なため、



自分の世界に入り込んでくる音を



遮断する意味で、



奇声を発し



防壁を作っていると



見ることができます。







自然環境音が身体にいいと申し上げておりますが、



最近では、農業や牧畜などの分野でも



音楽の効果が注目されています。



例えば、



乳牛に環境音楽を聞かせていると



お乳の出が良くなるとか、



植物に音楽を聞かせて育てると、



成長が早まり



収穫量が増えるという例などです。







これは、



音楽が発する波動を、



生物が細胞レベルでも



受け止めているためだと



言われています。








そういう意味では、私たちは、



細胞と心という



両面において



音楽の効果を享受することができるというわけです。





なんと素晴らしいことではないでしょうか。