こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

お母さんの声のトーン


お母さんが子どもさんに対し、

ヒステリック状態で叱っている時の

声のトーンは何の音だと思いますか?





答えは、高い方の「ミ」の音だそうです。




そして、この「ミ」の声は、

子どもに聞く耳を持たせないどころか、

拒絶反応を呼び起こさせ、

かつまたお父さんを興奮状態に導いて、

低い声で吠えさせてしまうのです。




男性の低い声は

脳からアドレナリンを分泌させ、

体温を上昇させます。



人間は手足の温度が上がると、

ごく自然に下げようとする力が働き、

例えば自分の手を振ったり、

足を振ったりする動きとなります。



それがやがて子どもへの虐待に変わっていく

という症例がいくつもあるのだそうです。




それに対し、子どもによく聞き入れてもらえ、

よく理解してもらえる声のトーンは何の音だと思いますか?




答えは、「ソ」の音だそうです。



この音は、怒る声ではなく、

諭す声で、


「どうしてそんなことしたの?」

「今度はこんな風にした方がいいんじゃない?」

「お母さんはこう思うよ。」


と、お母さん自身が落ち着いて

話している時の声というわけです。




しかし、その為には、お母さん自身の心の癒し、

ゆとりが必要ですね。



時には、皆さんがお気に入りの

リラックスできる音楽に

全身をゆだねてみて下さい。



涙があふれてくることもあるでしょう。


でも、その涙は、きっと皆さんの疲れた心、

ひび割れた心を

丸くしてくれるに違いありません。



そしてその涙が、

いつしか喜びの涙へと

変わる日がくることでしょう。