こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

「憂」いと「優」しさ

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綺麗好きを通り越し、

 

潔癖症のため、

 

大変悩んでおられる

 

一人の女性がいました。

 

 

 

 

これまで

 

様々なところに

 

相談に行きましたが、

 

 

 

「その症状はいつ頃から始まったのですか?」

 

 

「その頃、何か辛いことはありませんでしたか?」

 

 

「それを乗り越えるために、自分と向き合いましょう。」

 

 

等々と言われ、

 

 

過去の痛みと

 

向き合わねばならないことに

 

苦しさを感じていました。

 

 

 

 

その女性が

 

別のあるドクターに

 

相談しました。

 

 

 

 

「先生、私は潔癖症で、

 

一日に何度も何度も

 

部屋を掃除せずには

 

いられないのです。」

 

 

 

 

 

それを聞いたドクターは、

 

こう答えました。

 

 

 

「なるほど。」

 

「何度も掃除するには、

 

相当な時間を

 

費やすのでしょうね。」

 

 

 

「それで、その症状が治ったら、

 

 

空いた時間で何をしたいですか?」

 

 

 

 

と聞きました。

 

 

 

苦しみ悩んでいる人に対しては

 

ちょっと酷な質問のように

 

思いませんか?

 

 

 

 

しかし、この女性は

 

この質問に対して

 

どう反応されたと思いますか?

 

 

 

 

「時間ができたら

 

おいしいケーキ🍰や

 

パイ🥧を作って

 

子どもたち👦🏻🧒🏻👧🏻に食べさせたい。

 

 

 

子どもたちと

 

もっと一緒に遊びたい‼️」

 

 

 

 

と目を輝かせて

 

答えたのです。

 

 

 

 

その女性の頭の中には

 

🧹掃除せずにはいられない

 

という症状が治って、

 

 

🍩お菓子を作って

 

子どもたち👶🏻🧒🏻と

 

遊んでいる自分の姿、

 

そして子どもたちの

 

笑顔が浮かんだのでした。☺️

 

 

 

 

治った自分を

 

イメージすることが、

 

治ろうとする

 

大きな力に

 

なったのです。

 

 

 

 

 


試練、悲しみの

 

向こうには、

 

それ以上の

 

慰め、祝福が

 

必ず待っています。

 

 

今日のあなたの『憂』いが、

 

誰かの為の『優』しさにつながり、

 

思いもかけない出会いで満ちる

 

今日一日でありますように‼️

『雨の日に多い便利屋さんの仕事とは⁈』

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元祖便利屋を誇る

 

右近勝吉氏によりますと、

 

雨の日に多い

 

便利屋の仕事がある

 

と言います。

 

 

 

 

急な雨の時であれば、

 

「干した布団を取り込んでおいてくれ」

 

とか、

 

「幼稚園に孫を迎えに行ってくれ」

 

という

 

依頼が来るそうですが、

 

その他に、

 

雨の日の依頼が

 

圧倒的に多く、

 

晴れの日には

 

ほとんどこない

 

仕事の依頼が

 

あると言います。

 

 

 

 

 

皆さんは、

 

それは何だと

 

思われますか?

 

 

 

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

「ひとり暮らしをしている

 

年老いた親の様子を

 

見てきてくれ」

 

 

 

 

という依頼

 

だそうです。

 

 

 

 

 

 

大抵は

 

息子の奥さん、

 

つまり

 

お嫁さんから、

 

「舅や姑が元気でいるか、

 

変わりなく暮らしているか

 

を確かめてきて欲しい」

 

というものだとのこと…。

 

 

 

 

 

こうした依頼は

 

なぜか、

 

雨の日に

 

圧倒的に多く、

 

晴れた日には

 

ほとんどないそうです。

 

 

 

 

 

 

 

普段、

 

顔を合わせれば、

 

口論になったり、

 

反目することが多い

 

仲にあっても、

 

そんな乾いた心も

 

雨の日には

 

しっとりと潤い、

 

しみじみ

 

細やかな感情も

 

滲んでくるようです。

 

 

 

 

 

右近氏曰く

 

「日本中が

 

一年中梅雨だったら、

 

嫁姑のいざこざも

 

この世から

 

一掃されるかもしれない」

 

 

 

 

と言います。

 

 

 

 

 

 

「憂」という字に、

 

にんべんを付けると

 

「優」という字

 

になります。

 

 

 

 

 

 

憂いを生むのが

 

人の心なら、

 

その憂いから

 

優しさを

 

生むのも

 

人なのです。

 

 

 

 

今日の

 

あなたの憂いが、

 

誰かの為の

 

優しさに

 

繋がっているのかも

 

しれませんね。☺️

『世界で最も福祉の発展している国の一つ 〜デンマーク〜』

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アンデルセン童話の中に

 

『赤い靴』という

 

童話があります。

 

 

 

主人公のカーレンは、

 

お世話になった奥様が

 

病気になり、

 

看病しなければならないのに

 

舞踏会に行く自由を

 

優先します。

 

 

 

 

その結果、

 

二度と踊れない

 

身体になってしまいました。

 

 

 

自由とは

 

何をやってもいい

 

ということではなく、

 

そこには必ず

 

責任がともなう

 

ということを

 

教訓として

 

教えています。

 

 

 

 

 

アンデルセンを輩出した

 

デンマークは、

 

世界でも最も

 

福祉の発展している

 

国の一つとして有名です。

 

 

 

 

消費税率25%、

 

国民負担率約70%(日本は約40%)と、

 

かなりの高納税国です。

 

 

 

 

その一方で、

 

医療費無料、

 

出産費無料、

 

教育費無料、

 

充実した高齢者サービスなど、

 

社会福祉がとても

 

充実しています。

 

 

 

まさに、

 

ゆりかごから墓場まで

 

国が面倒を

 

見てくれるわけです。

 

 

 

 

平等ということについて、

 

一枚のピザを

 

Aさん、Bさん、Cさんで

 

分けると考えると

 

しましょう。

 

 

 

 

日本人の考え方は、

 

3人で同じサイズに

 

分けるというのが

 

一般的だと思います。

 

 

 

 

しかし、

 

デンマーク

 

平等の考え方は、

 

Cさんが

 

一番お腹が空いているのであれば、

 

Cさんのピザが

 

一番大きくなり、

 

お腹の空いていない

 

Bさんのピザは

 

一番小さくなる

 

という分け方になります。

 

 

 

 

Bさんは

 

お腹が空いていないので、

 

少なくても満足であり、

 

Cさんが

 

一番多く食べたから

 

といって、

 

Cさんの

 

支払額が

 

大きくなるわけ

 

ではありません。

 

 

 

 

 

支払額は、

 

それぞれの

 

収入に応じて決める、

 

いわゆる

 

累進課税制度

 

という考え方が

 

根底にあるのです。

 

 

 

 

自由には、

 

連帯・共生という

 

責任が伴うことを

 

私たち日本人は

 

誤解しているところが

 

あるかもしれません。

 

 

 

 

視覚障がい者の為の

 

点字ブロックは、

 

幼児、

 

肢体不自由者

 

高齢者には

 

逆に障害になります。

 

 

 

 

わたしたちは

 

今一度

 

「平等」

 

ということに対して、

 

見直してみる

 

必要が

 

ありそうですね。

 

『眠れない夜には』

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皆さんは、

 

夜眠れない時がありますか?

 

 

 

それには、

 

様々な理由が

 

挙げられるかと思いますが、

 

 

一つは、

 

 

色々と思い悩み、

 

考え事をしてしまう

 

時かと思います。

 

 

 

 

私も経験がありますが、

 

そんな時、

 

早く眠らなければいけない

 

と思ってしまいますと、

 

ますます眠れなくなってきます。

 

 

 

 

俗に、

 

羊が一匹、🐏

 

羊が二匹🐏🐏…と

 

数えると眠れる

 

と言いますが、

 

脳の働きから言いますと、

 

視覚が刺激されるので、

 

かえって目が冴えてしまう

 

のだそうです。

 

 

 

 

 

徳島大学名誉教授で、

 

日本脳研究会代表幹事の

 

松本淳治さんは、

 

そのような時は、

 

ベッドの中で

 

耳を澄まして下さい

 

と言います。

 

 

 

 

虫の声、

 

雨だれ、

 

自動車の音、

 

台所の冷蔵庫のモーター音など、

 

それを無心に聞くように

 

と勧めるそうです。

 

 

 

 

眠れないのは、

 

くよくよ考えるからで、

 

考えるのをやめよう

 

と思っても、

 

なかなかできません。

 

 

 

 

それに対し、

 

耳を澄まし、

 

聴覚を働かそう

 

としている時は、

 

人間は考え事をしない

 

そうです。

 

 

 

 

一旦、

 

耳を澄ましても、

 

ふと気がつくと、

 

また考えごとに

 

ふけってしまうような時は、

 

二度、三度と

 

音を聞く努力を

 

繰り返すことで、

 

眠りへと

 

導かれていきます。

 

 

 

 

 

また、

 

目を閉じているだけでも、

 

アルファ波が出て、

 

脳は休まるそうですから、

 

眠れないからといって、

 

焦る必要はありません。

 

 

 

 

 

そんな時、

 

同時に

 

心の耳も澄ましてみて下さい。

 

「どんな時も大丈夫」

 

天来のメッセージが

 

聴こえてきませんか?

 

 

 

あなたの

 

今晩の眠りが

 

良き眠りへと

 

導かれますように。

 

お休みなさい💤🌙😊

 

野口英世の母シカの言葉

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私の出身である

 

会津が輩出した偉人に、

 

ご存知の野口英世博士(幼名清作)

 

がおります。

 

 

 

幼い時の

 

いろりでの

 

火傷がもとで

 

指が癒着してしまい、

 

学校で「てんぼう(“棒のような手”の意)」

 

とからかわれ続け、

 

学校に行けなくなった

 

時がありました。

 

 

 

後ろめたさもあった清作は、

 

男がするような

 

重労働をしていた

 

母の手伝いを

 

しようとしました。

 

 

 

しかし、母は、

 

彼が学校を

 

休んでいることを知ります。

 

 

 

 

さて、

 

ここで

 

あなたが清作の母だったら、

 

清作にどんな言葉を

 

かけるでしょうか?

 

 

 

 

頭ごなしに

 

息子を怒鳴りつけて

 

しまうでしょうか?

 

 

 

 

 

この時母シカは、

 

清作を呼ぶと、

 

まず

 

手伝いやどじょう取りなど、

 

母を助けようとする

 

清作の優しい気持ちをほめました。

 

 

 

 

しかし、

 

自分にはかえって

 

そのことが辛く、

 

子どもたちの勉強ぶりを

 

見ることだけが

 

楽しみなのだと

 

伝えました。

 

 

 

そして、

 

清作が

 

学校仲間に

 

いじめられていることに対しては、

 

自分の不注意で

 

相すまなかったと

 

涙を流して

 

謝りました。

 

 

 

 

 

だからこそ、

 

負けないために、

 

学問で

 

身を立てるしかない、

 

家のことは心配せず、

 

一所懸命

 

勉強してもらいたい、

 

そればかり

 

夜も昼も

 

願い続けてきたのだと、

 

清作に切々と

 

訴えたのです。

 

 

 

 

 

清作は、

 

この母の言葉に

 

心を動かされ、

 

試練を乗り越える

 

力を得ました。

 

 

 

 

母シカの対応から、

 

ただ受容するだけでなく、

 

時に、

 

負けるなと

 

叱咤する時も

 

必要であることを

 

教えられます。

 

 

 

 

心して

 

いきたいですね。

『アンチ・アンチエイジング』

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早いもので

 

今年も

 

3分の2が過ぎようとしています。

 

時の流れは

 

私たちの心を穏やかにする

 

こともあれば、

 

無情にも

 

過ぎ行くものあります。

 

 

 

いずれにせよ、

 

時間を戻すこと、

 

つまり、

 

自然界の事物の流れを

 

逆転させることはできません。

 

 

 

私たちが

 

普段目にするものは、

 

あるものはやがて

 

錆び付いたり、

 

乾いてきたり、

 

壊れていきます。

 

 

時間の経過の中で、

 

この流れに

 

抗することはできません。

 

 

 

 

しかし、

 

私たちの

 

体の中では、

 

驚くべきことに

 

この流れを

 

あらかじめふまえ、

 

食物として

 

摂取したものは、

 

分子レベルまで

 

すべて高速で分解され、

 

体のあらゆる組織や

 

細胞の中身は

 

常に作り変えられ、

 

更新され続けています。

 

 

 

 

まるで一輪車に乗って

 

バランスを保つときのように、

 

小刻みに動きながら

 

常に

 

分解と再生を繰り返し、

 

自分を作り替えています。

 

 

 

 

この動きは、「動的平衡

 

と名付けられています。

 

 

 

 

「人は同じ流れに二度立つことはできない」

 

という言葉があるように、

 

常に行く川のごとくに

 

時の流れの中に

 

私たちはいるのです。

 

 

 

 

 

そこで

 

「アンチ・エイジング」として

 

老化に対抗すべく、

 

化学合成された

 

薬物を用いたりする

 

方法が生まれました。

 

 

 

 

しかしこれは、

 

確かに、

 

いっとき

 

身体の一部に

 

劇的な作用を示しますが、

 

間もなく体は

 

その揺れを戻して

 

作用を無効に

 

しようとするのです。

 

 

 

 

動的平衡」とは、

 

体の一部に起こること

 

ではなく、

 

身体全体の

 

総合的なもの

 

だからです。

 

 

 

 

 

 

ですから、

 

私たちができることは、

 

身体本来の仕組みを

 

滞りなく発揮できるように、

 

十分なエネルギーと

 

栄養を摂り、

 

動的平衡」の動きを

 

阻害するような

 

人為的な因子やストレスを

 

できるだけ避ける

 

というあり方に

 

行き着きます。

 

 

 

 

つまり

 

「アンチ・アンチエイジング」こそが、

 

エイジングと共存する

 

最も賢いあり方だ

 

ということになります。

 

 

 

 

この私たちの

 

身体に

 

本来備わっている

 

働きの素晴らしさを

 

思いつつ、

 

この年も

 

後半に向けて

 

歩んでいきたいものですね。                

 

 

『心の耳を澄ませて』

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どんなに精密な機器も、

 

鍛えられた職人の

 

感性には

 

かなわないようです。

 

 

 

昔、

 

蒸気機関車が駅に入ると、

 

その車輪を

 

金槌でカンカン

 

と叩いて、

 

異常がないかどうか

 

探っていました。

 

 

 

 

 

それが何と

 

電車に代わった今でも

 

この方法が

 

使われているのです。

 

 

 

 

 

これが最も正確で、

 

しかも

 

最もお金がかからない

 

方法なのだそうです。

 

 

 

 

 

異常がなければ、

 

鉄独特の

 

澄んだ音がしますが、

 

もし

 

ヒビが

 

入っていたりすれば、

 

音が割れて

 

澄んだ音が

 

出なくなります。

 

 

 

 

 

一億円以上も

 

すると言われる

 

ヴァイオリンの名器、

 

ストラディバリウスには、

 

200〜300年も寝かせた

 

非常に乾燥した

 

木が使われていて、

 

表面に塗るニスも

 

特別のもので

 

できています。

 

 

 

 

 

しかし、

 

最終的には、

 

熟達した

 

職人業によって

 

その楽器の価値が

 

決まります。

 

 

 

 

 

 

組み立てては

 

音を聞き、

 

バラして

 

修正し、

 

また、 

 

組み立てて、

 

音を聞いては、

 

バラす、

 

という作業を

 

繰り返すことによって、

 

ムラのない

 

均一な音が

 

生まれるのです。

 

 

 

 

 

 

ほんのささいな

 

微妙な音の感覚は、

 

どんなに

 

精巧な測定器でも、

 

長年の経験を積んだ

 

職人にはかないません。

 

 

 

 

 

 

私たち自身も、

 

心の耳を澄ませ、

 

聞くべきものを

 

聞き続け、

 

人生の職人を

 

目指していきたい

 

ものですね。😊