こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

『心の耳を澄ませて』

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どんなに精密な機器も、

 

鍛えられた職人の

 

感性には

 

かなわないようです。

 

 

 

昔、

 

蒸気機関車が駅に入ると、

 

その車輪を

 

金槌でカンカン

 

と叩いて、

 

異常がないかどうか

 

探っていました。

 

 

 

 

 

それが何と

 

電車に代わった今でも

 

この方法が

 

使われているのです。

 

 

 

 

 

これが最も正確で、

 

しかも

 

最もお金がかからない

 

方法なのだそうです。

 

 

 

 

 

異常がなければ、

 

鉄独特の

 

澄んだ音がしますが、

 

もし

 

ヒビが

 

入っていたりすれば、

 

音が割れて

 

澄んだ音が

 

出なくなります。

 

 

 

 

 

一億円以上も

 

すると言われる

 

ヴァイオリンの名器、

 

ストラディバリウスには、

 

200〜300年も寝かせた

 

非常に乾燥した

 

木が使われていて、

 

表面に塗るニスも

 

特別のもので

 

できています。

 

 

 

 

 

しかし、

 

最終的には、

 

熟達した

 

職人業によって

 

その楽器の価値が

 

決まります。

 

 

 

 

 

 

組み立てては

 

音を聞き、

 

バラして

 

修正し、

 

また、 

 

組み立てて、

 

音を聞いては、

 

バラす、

 

という作業を

 

繰り返すことによって、

 

ムラのない

 

均一な音が

 

生まれるのです。

 

 

 

 

 

 

ほんのささいな

 

微妙な音の感覚は、

 

どんなに

 

精巧な測定器でも、

 

長年の経験を積んだ

 

職人にはかないません。

 

 

 

 

 

 

私たち自身も、

 

心の耳を澄ませ、

 

聞くべきものを

 

聞き続け、

 

人生の職人を

 

目指していきたい

 

ものですね。😊