こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

『弱肉強食』

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「弱肉強食」という言葉は、

 

自然界の営み、

 

厳しさを

 

表現したものと

 

私たちは受け止めています。

 

 

 

しかし、

 

仮に、

 

ある生物が

 

もう一方の生物を

 

食べ尽くしたとしたら、

 

どうなるでしょうか?

 

 

 

 

それは

 

自らも

 

死ぬことを

 

意味します。

 

 

 

 

したがって、

 

生物の世界では、

 

「食う」「食われる」

 

という関係は

 

存在するものの、

 

一方の生物が

 

他方の生物を

 

食い尽くすことの

 

ないように、

 

ある種のバランスが

 

成り立っていて、

 

ある程度

 

自分を守るために

 

禁欲的に

 

生きているのです。

 

 

 

 

 

すべての生物は、

 

自分の『分際』を守り、

 

限られた資源や

 

環境の中で

 

他の種と

 

闘いを起こさないように

 

棲み分け

 

ています。

 

 

 

 

さらに、

 

交信する周波数や、

 

活動する時間帯も

 

限定されていて、

 

自分が食べる食性も

 

厳密に守って

 

生活しているのです。

 

 

 

 

 

例えば、

 

アゲハチョウの幼虫だったら

 

ミカンや

 

サンショウの葉っぱを食べ、

 

 

キアゲハの幼虫だったら、

 

パセリや

 

ニンジンの葉っぱを

 

食べるようにです。

 

 

 

 

 

ここ最近の

 

日本をめぐる

 

世界情勢を見ました時に、

 

何か私たち

 

人間だけが、

 

無益な競争ばかりに

 

心がとらわれ、

 

いわゆる『分際』を

 

忘れてしまっている

 

と言わざるを得ません。

 

 

 

しかし、

 

そういう私たちも

 

かつては、

 

風土に根ざした

 

暮らしを送り、

 

旬のものを食べ、

 

地産地消の精神で、

 

こと足れりの

 

生活を良しとして

 

生きてきました。

 

 

 

 

今こそ私たちは、

 

もうひとたび、

 

このような

 

自然界に学び、

 

歴史に学ぶべき、

 

時に来ている

 

のではないでしょうか。

 

 

 

心に留めて

 

いきたいものです。