ある不眠症の方の話です。
この方は、大学生の頃不眠症にかかり、
ついに病院に入院しましたが、
それでも治りませんでした。
どんなに強い睡眠薬を飲んでも
駄目だったそうです。
そして、あきらめて
そのまま会社に就職しました。
医学的に診てもらっても、
治らないという事実は、
その人には大きなショックでした。
そして、これはどうしようもない、
一生不眠症でいくより仕方がない、
とあきらめ、
睡眠薬を飲むのを止めた時から
眠れるようになったそうです。
この例は多くの示唆を
含んでいるのではないでしょうか。
この方にとって不眠症は、
かつては絶対的なものであり、
不眠症である限り
自分は生き続けることはできない、
と思っていました。
不眠症が治ったら
どういう人生になるか
ということは想像できます。
しかし、不眠症でありながら、
生活し続けるということは、
彼女にとって
未知なる世界へ歩み出すことであり、
その世界に飛び込む決断が
必要だったということです。
考えてみれば、私たちの日常生活も、
未知の世界への決断の連続
ではないでしょうか。
「全ては最善のために起きる」
今日一日の、
あなたの未知なる世界への一歩が
祝福されますように。
