こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

やる気の出なくなるメカニズム

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私たちの脳は、ストレスを受けると、

 

自動的に

 

後ろ向きの考え方や

 

感じ方に切り替わる

 

仕組みがあることが

 

わかっています。

 

 

 

 

脳にこうした仕組みが

 

備わったのは、

 

原始時代、

 

捕食動物に襲われるなど、

 

何らかの形で

 

命の危機のストレスに

 

絶えずさらされていた

 

時代まで遡ります。

 

 

 

 

そんなときに

 

やる気を出して

 

次々と新しいことに

 

挑戦したら、

 

本当に命を

 

落としてしまいます。

 

 

 

 

そこで、

 

ストレスを受けた時に

 

コルチゾールという

 

副腎皮質ホルモンを増大させ、

 

やる気を低下させる

 

機能を持たせたと

 

考えられています。

 

 

 

 

 

やる気を低下させ、

 

新たな行動を起こさせないことが、

 

実は生き残る上で

 

役立っていたということです。

 

 

 

 

 

やる気が出ないというのは、

 

一見、

 

悪い事のように

 

思われるかもしれませんが、

 

生き残る上で

 

有利に働く

 

一面もあったのです。

 

 

 

 

ストレスにさらされれば

 

やる気が出なくなるのは

 

当然のことなのです。

 

そのような時は、

 

過去の記憶を

 

あれこれ思いだしている

 

場合ではありません。

 

 

 

 

自分の意識を、

 

目の前に迫ってきた

 

危機を乗り越えることだけに

 

集中させた方が有利です。

 

 

 

 

 

また、

 

ストレスを受けたときに

 

食欲が無くなるときがありますが、

 

それはかつて人間が、

 

いくら空腹であっても、

 

とにかく逃げることに

 

集中しなくては

 

ならなかったからです。

 

 

 

 

私たちにすでに備わっている

 

体の働きには

 

それぞれ意味があります。

 

その意味を知って

 

過度に落ち込むことのないように

 

したいものですね。😊