こころの休憩所『yu-nagaのブログ』

様々な角度からこころの健康について綴っています。

只管人生

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曹洞宗の開祖である

 

道元が説いた言葉で

 

「只管打坐(しかんたざ)」

 

という言葉があります。

 

 

 

これは、

 

ただひたすら座り続ける、

 

つまり、

 

ただひたすら坐禅を続けることで、

 

見えてくるものがあるという教えです。

 

 

 

 

作家の五木寛之氏は、

 

初めはこの言葉の意味が

 

よくつかめませんでした。

 

 

 

しかし、

 

意味や目的がなくても、

 

ただ座ることによってしか、

 

見つからないものがあるのではないか、

 

そう気付かれた時に、

 

ふと、

 

人生を生きるということも

 

同じではないかと思ったそうです。

 

 

 

 

そこで

 

「只管人生」

 

という言葉を考えました。

 

 

 

 

「ただひたすら生きる」

 

 

そのことだけでいいのではないか。

 

 

今日一日、

 

明日一日と

 

生きることに専念して、

 

とにかく生きる。

 

 

 

自分で命を投げ出したりせず、

 

みっともなくても、

 

とにかく生きる。

 

 

 

その先に、

 

きっと何かが見えてくる。

 

 

 

そして、

 

気づくことがあるのではないか。

 

五木寛之氏はそう述べておられます。

 

 

 

 

バイブルにも

 

「明日のことを思いわずらうな。

 

明日のことは、

 

明日自身が思いわずらうであろう。」

 

とあります。

 

 

 

まだ見ぬ先のことを考えて、

 

不安を先取りするより、

 

今日生きることに

 

思いを集中して生きる。

 

 

 

その先にきっと、

 

あなたの未来が開けてきます