東京オリンピックも、
いよいよ観戦チケット抽選申し込みが始まりましたね。
冬季五輪で話題になる一つに、
ジャンプ競技が挙げられます。
今では当たり前になっている
スキーの先端をV字型に開く
V字飛行ですが、
この飛び方を始めたのは
ヤン・ボークレブ選手です。
彼が、この飛行を始めたのには
理由がありました。
あなたは、それは何だと思いますか?
それは、
彼が元々「ガニ股」であったため、
スキー板を並行に揃えられず、
スキー板の先端が開く
V字姿勢になってしまったのです。
当初は空中姿勢が安定せず、
スキー板を並行に揃えない減点もあり、
飛型点が悪かったのです。
しかし徐々に空中姿勢が安定したため、
スキーの先端が開くだけの僅かな減点となり
飛型点の点数もアップしました。
さらに
V字姿勢により
距離が伸びたため、
飛型点のマイナス分を
十分カバーできるように
なりました。
そしてついに、
1988-89年のシーズンでは
総合優勝を果たしました。
そして1991年には
板をV字に開くことによる
減点ルールが無くなり、
V字が主流になっていきました。
ボークレブ選手が、
「ガニ股」を克服しようと頑張っていたら、
きっと
無難な成績で
収まってしまって
いたことでしょう。
自分の欠点を、
むしろ、
自分にしかない長所
と受け止め、
果敢にチャレンジしていった
姿勢に大変教えられます。
あなたの持ち味も、
豊かに活かされる
今日一日でありますように。